ビタミンDが足りない人が多いと聞いて、サプリを買ってみた。ラベルには「1000IU」とある。でも記事や国の資料に出てくるのは「μg」で、自分の飲んでいる量が多いのか少ないのか、比べようがない。そんなところで手が止まった方、意外と多いものです。
そこで、今回はビタミンDのサプリの「IU」と「μg」の直し方についてお伝えしていきます。
この記事では、ラベルのIUをμgに直す方法と、直した量を国の資料のどの数字と比べればよいかを知ることができます。
IUを40で割るとμg。1000IUは25μg
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」のビタミンDの章には、1μg=40IUと書かれています。ですので、IUの数字を40で割ればμgに直せます。例えば、400IUなら10μg、1000IUなら25μg、2000IUなら50μgです。
比べるのは、国の目安量9.0μgと上限100μg
同じ章で、大人(18歳以上)の1日の目安量は9.0μgです。目安量は「飲むべき量」ではありません。国の資料の総論では、一定の栄養状態を保つのに十分な量とされ、これ以上とっていれば不足の心配はほとんどない、という線です。
もう1つの数字が、とりすぎを避けるための上限(耐容上限量)で、大人は1日100μgです。IUに直すと4000IUになります。この上限は、血液のカルシウムが高くなりすぎること(高カルシウム血症)を避けるための線です。日光を浴びて皮膚で作られる分では、とりすぎは起こらないと書かれています。
1000IU(25μg)のサプリなら、目安量の9.0μgより多く、上限の100μgより少ない、という位置になります。
食事の分も足すのかと迷ったら、まずはサプリの分だけで、上限までの離れ具合を見れば足ります。
何μgで足りるかは、国の資料にも答えが無い
国の資料にも、答えはありません。同じ章は、血液のビタミンDの値が20ng/mL(血液の濃度の単位で、サプリのμgとは別の物差し)を上回ることが望ましいとしたうえで、その値に届くために必要な量を決められるだけの科学的な根拠は不十分だ、と書いています。
血液で測る項目の名前は「25-ヒドロキシビタミンD」で、国の資料はこれを、食事と日光の両方から体に入ったビタミンDの量を映す指標としています。つまり、足りているかどうかはラベルの数字からは分からず、この血液の値で見ることになります。
結果票にビタミンDの行があるかを見る
今日できるのは、手元の健康診断の結果票に「25-ヒドロキシビタミンD」か「ビタミンD」の行があるかを見ることです。ふつうの健診には入っていないことが多い項目です。
もし、行が無ければ、スマホのメモに次の2行を書いておきましょう。「測る項目=25-ヒドロキシビタミンD(国の資料の線は20ng/mL)」と「飲んでいるサプリ=1日◯μg」です。ラベルのIUが1粒あたりか1日分かを先に見て、1日分を40で割ります。次に医療機関へ行ったとき、このメモを見せれば、測るかどうかの相談がその場で始められます。費用や保険が使えるかは医療機関によって違うので、頼む前に聞いてください。
1日の量が上限の100μgに近い、または超えているときは、自分で量を変える前に、医師か薬剤師に相談してください。
血液の値は季節によっても動きます。いつ測ると読みやすいかは、ビタミンDの検査はいつ測る?|季節で数値が動く理由でも説明していますので、ぜひご覧ください。
出典(2026年10月確認)
- 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省
- 総論(PDF)|厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
- ビタミン(脂溶性ビタミン)の章(PDF)|厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
この記事は、公的機関・学会・査読のある論文をもとに構成しました。下書きの作成にAIを使い、数値と出典は一次資料と照らして確認しています。
この記事は一般的な情報をまとめたもので、診断や治療を目的としたものではありません。検査結果について気になることがあれば、検査を受けた医療機関か、かかりつけの医師にご相談ください。

